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世代を超えて ある最寄の衣の勉強

Sさん(80代)は「衣の持ち数しらべ」に刺激を受け、取り組むことにしましたが、お宅は敷地内に母屋の平屋と2階建てがあり、洋服は4か所に分散していました。手すりのない階段でケガをしたこともあり、最寄で衣服の整理と片付けに取り組むことになりました。

 

1. 不要な布団や座布団を処分

   上段に、突っ張り棒を付け、しわになりやすい衣服を収納

   下段には、すのこを敷いて、季節外の布団と衣服を収納、入院グッズもリュックに準備

2. 本箱2つ、ラック1つを処分

   料理本はダイニングへ。粗大ごみやリサイクルに手配

3.Sさんの希望で2階にあった整理ダンスを運び下ろし、一緒に引き出しにラベリング
 よく着る服はポールハンガーにかけ、寝室に置きました

衣の持ち数しらべ用紙にまとめました。

Sさんは、これからは明るい色が着たいと、持っている服でコーディネートをみんなで考えました。黒と白のパンツがあったら着こなしも広がるねと、衣服費の予算立てもしました。

 

最後に

Sさんの感想

 ひとり暮らしになり1年が経ちましたが、身も心も一新された気分です。

 洋服を取りに行くため2階に上がることがなくなり朝の身支度が本当に楽になりました。

 最寄の人が、一つずつ確認しながら整理を進めてくれました。

 たくさんの服が出てきてびっくりしましたが、傷みがあり手放した服も多く、自分で手入れしていくためにも持ち数の把握が必要だと思います。

今後は、適量を考えていきたいと思います。

 

片付けた最寄のメンバーの感想

 置き場所と量に「枠」を決めることが大切と自分の問題として捉えることができました。

 Sさんの階段の使用が減り、生活動線も良くなったことに安堵しました。

 信頼して任せていただいたことに感謝です。

 これからも、おしゃれに元気に過ごしてほしいです。
 (豊中方面・曽根もより 2023年度の生活勉強から)